<栗東S>◇中京=15日◇リステッド◇ダート1400メートル◇4歳上◇出走16頭

レディバグ(牝4、北出)がハイペースに乗じて大外一気を決め、オープン昇格後の初勝利を挙げた。酒井騎手は直線でステッキを落とすアクシデントも、巧みなペース判断が光った。

大外枠のスタートから二の脚がつかずに後方からとなったが、鞍上は「これは確実に(ペースが)速いと思った」と冷静に流れを読んだ。4角まではじっと我慢し、直線で末脚勝負。左ムチを1発入れたところで鞍上の手元からステッキが落ちたが、懸命の“ノーステッキ”追い込みで先行勢をまとめてのみ込んだ。

酒井騎手は「直線でも反応してくれたしステッキを落としたが惰性で勢いがついていたのでハミをかけ直しながらゴールまで走りきってくれた」と評価。「具合も良くなっていたし、こうやって展開がハマればいい脚を使ってくれる。脚質の幅が広がった」と、今後にも期待を込めた。【奥田隼人】

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