<ヴィクトリアM>◇15日=東京◇G1◇芝1600メートル◇4歳上牝◇出走18頭
純白のアイドルホース、ソダシ(牝4、須貝)が20年阪神JF、21年桜花賞に続く、G1・3勝目を挙げた。道中は4番手のイン。抜群の手応えをもって直線を迎え、他のG1馬4頭など強豪を蹴散らした。勝ち時計は1分32秒2。これで同馬は芝のマイル戦で4戦4勝。ヴィクトリアMは20年アーモンドアイ、21年グランアレグリアに続いて、3年連続で桜花賞馬の優勝となった。主戦の吉田隼人騎手(38)はレース後のインタビューで喜びを語った。
◇一問一答は以下の通り。
-レースを振り返って
吉田隼 返し馬の1歩目がリラックスしておりたので状態の良さは感じていたんですけど、その半面、いつもらしさがないなとも思っていました。でも、ゲートに入ってしまったらピリッとしましたね。自分のスタートが切れて良かったです。
-道中の行きっぷりは
吉田隼 いつも前向きにハミを取ってくれる馬なので、あとは自分がハイペースで突っ込まないように気にしながら、良いリズムで運べたと思います。
-直線を迎えた時の手応えは
吉田隼 マイルでスピードのあるところを見せてくれていたので終始、(手綱を)持ってためる手応えもありました。追い出してからの反応も良かったです。
-ゴールの瞬間はガッツポーズが出た
吉田隼 今日はすごく豪華なメンバーだったので、どれだけやれるのかというのがありました。いつもこの馬に乗る時はそれ以外のプレッシャーも感じているので、それをはねのけたという、自分の「勝ったぞ!」という気持ちでいっぱいでした。
-最後にファンへメッセージ
吉田隼 あまり条件がかみ合わなくて、ダートを使ったり、(距離の)長いところを使っていたんですけど、マイルを使えば強いメンバーでもいい勝負ができるので、これからも応援よろしくお願いいたします。
(以下、ウイナーズサークルでのインタビュー)
-ゴールを迎えてからはガッツポーズが出た
吉田隼 何週間も前からプレッシャーを感じていましたので、一気に解放されて、ちょっとはしゃいじゃいました。
-直線に向いてライバルと競り合う形になった
吉田隼 スタートの後も馬のリズム、折り合いがついていたので、直線に入ったときに追いだすのを1回待ってからから追い出したんですけど、最後も伸びていました。ソダシのいいときの伸びがあったので、この感じなら差されることはないなと思いました。
-大阪杯(ポタジェ)に続いて、今春G1・2勝目
吉田隼 いい馬をたくさん乗せていただいているので、まだまだ結果が足りないですが、これからもひとつひとつ頑張っていきますので応援よろしくお願いします。
-スタンドにはたくさんのファンが詰めかけた。
吉田隼 本当に白毛馬が東京のコースでG1を勝つときが来たなんて・・・。その時に僕が手綱を取っていたので、夢のような感じでした。ソダシをここまで盛り上げてくれたみなさん、これからもまたよろしくお願いいたします。