歴史を塗り替えるダービー馬へ-。ドバイシーマCを制したダービー馬シャフリヤール(牡4、藤原英)について、管理する藤原英師はレース後の優勝記者会見で今後の展望、抱負を語った。

勝因と感想、参戦理由を聞かれた師は「やはりドバイに来て、しっかり調整できていたので、体調については自信がありました。(シーマC参戦を意識したのは)ダービー馬ですから、その距離と同じですし、瞬発力のある馬なので、それで選びました」と振り返った。

言葉に力が入ったのは、国内外でG1制覇を果たしたシャフリヤールの今シーズンについて問われた時。「ダービー馬として恥ずかしくない、ドバイで勝ったことを恥ずかしくない馬として、これからも世界に挑みたいと思っています」と応じ、今シーズンのキャンペーン、ターゲットにする具体的なレース名を問われると、「ブリーダーズカップ(ターフ)を含め、そして、凱旋門賞、そこを。日本ではジャパンC、そこをターゲットに」とキッパリ。12ハロン(2400メートル)路線でさらに大きなタイトルを狙っていくことを宣言した。

海外メディアからは今週の大阪杯に出走するエフフォーリアとの再戦を願う声も飛んだ。「(藤原英厩舎が)ドバイへずっとチャレンジしてきているので、ドバイレーシングクラブの開催で勝つことができたのが、うれしいです。(日本馬の海外での活躍がめざましい理由は)日本の生産者が投資をして、いい血を入れてきたことが実ってきたのだと思っています。(エフフォーリアとの再戦はあるのか)まあ、距離によって、勝負できたりできなかったりがあるんですけれどもと思うんですけれど・・・。ディープインパクトの血が世界に認められたいというところ、エフフォーリアも含めて、世界で活躍したいですね」。ダービー馬初の海外G1制覇を果たした藤原英師は笑顔で会見を締めくくった。

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