重賞で2着3回のカレンモエ(牝6、安田隆)が引退することが25日、分かった。管理する安田隆行調教師(68)が明かした。今後は社台ファーム(北海道千歳市)で繁殖牝馬となる予定。
同馬は前走・シルクロードS7着後は、3月27日中京の高松宮記念(G1、芝1200メートル)を目標にしていたが、状態が上がらず断念した。安田隆師は「高松宮記念をラストランにと思っていましたが、状態が良くならず、引退させることにしました」と話した。
父・ロードカナロア、母カレンチャンはともに安田隆厩舎所属のスプリントG1馬だった。厩舎ゆかりの血統馬の引退に、師は「オープンまでいって頑張ってくれた。何とか重賞をひとつ取らせてあげたかった。いいお母さんになってほしいです」とねぎらっていた。