<AJCC>◇23日=中山◇G2◇芝2200メートル◇4歳上◇出走14頭

3番人気のキングオブコージ(牡6、安田翔)が重賞2勝目を飾った。道中は後方に位置しながら、3角あたりで徐々に進出すると、末脚鮮やかに外から突き抜けた。勝ち時計は2分12秒7。

見事な復活劇だった。20年1月に1勝クラスを卒業し、4連勝で目黒記念を制覇。同年秋の京都大賞典3着後に骨折が判明して、1年近くの休養を強いられたが、復帰戦のオールカマー9着、続く中日新聞杯5着と着実に調子を取り戻すと、復帰3戦目でタイトルを上乗せした。横山典弘騎手(53)は「会心(の勝利)でもなかったですけどね。ゲートがちょっと駐立が良くなったので、最近そういうところがあるので、そこらへんを気をつけたんですけど。折り合いだけを気をつけた」と勝利を振り返った。

同騎手は日刊スポーツ賞シンザン記念(マテンロウオリオン)に続いて、早くも今年の重賞2勝目。「いつも通りで、はい。変わらないですね」と謙遜。パートナーの今後については「4連勝して目黒記念を勝てた馬ですから。期待していたんですけど、その後に骨折をして1年休んでいたので、その間はどうなのかなと思っていたんですけど、ここで復活できてよかったです。この後、すごく楽しみです」と期待を寄せた。

2着に11番人気マイネルファンロン、3着には4番人気ボッケリーニが入った。

馬連(1)(14)は3万4330円、馬単(1)(14)は6万920円、3連複(1)(9)(14)は8万7240円、3連単(1)(14)(9)は72万760円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

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