20年ぶり連覇へ、勝負の木曜追いだ。昨年の覇者オーヴェルニュ(牡6、西村)が20日、東海S(G2、ダート1800メートル、23日=中京)に向けて追い切られた。

Cウッドを単走で6ハロン84秒8-11秒7。体質の強化を受けて濃密な調教で仕上げられ、01、02年ハギノハイグレイド以来となるV2を狙う。

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大寒の冷気を切り裂きながら、Cウッド一番乗りのオーヴェルニュがのびやかに駆け抜けた。ゴールまで手綱をしごかれ、ラスト2ハロンは11秒7-11秒7とシャープな伸び。またがった梅内助手は「体が立派なので動かすことを意識した」と意図を説明した。

勝負の木曜追いだ。4走前に圧勝した平安Sでは水曜に追い切って中2日で土曜のレースを迎えた。この成功パターンを踏襲して、今回は木曜に追い切り日曜のレースに臨む調整を選んだ。調教内容も濃密だ。昨春まではCウッドと坂路を併用して追い切っていたが、昨秋からはCウッドのみ。「若い時はひょろっとして線が細かった。去年まではまだ体質が弱かったけど、秋からはしっかりして丈夫になった」(梅内助手)。より負荷が強いメニューを消化してきた。

先週には初騎乗の団野騎手がまたがって感触を確かめた。今週は全休日明けの火曜にCウッド6ハロン84秒5-12秒0と追い切り並みの時計をマークすると、前日水曜にも同87秒3-12秒5。先週時点で494キロと馬体にも余裕があり、へこたれた様子もない。

前走の敗戦を悲観する必要はない。レース後の福永騎手は「勝負どころで外になってついていけなくなった。ついていけていたら2着はあった」と指摘していた。梅内助手も「(もまれない)楽なレースしかしていないもろさが出た」と振り返る。中京は重賞2勝を含む4戦3勝。今度こそハード調教の成果を見せる時だ。【太田尚樹】

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