横山武史騎手(22=鈴木伸)が19日、中山6R新馬戦(ダート1200メートル)をスコラーリ(牡、萩原)で勝利し、デビュー5年目で自身初となるJRA年間100勝を達成した。達成者は今年5人目。22歳11カ月28日での達成は、武豊騎手(19歳8カ月12日)に次ぐ史上2番目の記録となる。
ゴールの瞬間左手で大きくガッツポーズ。検量室前でも、指で「1」の文字を作った後、再びガッツポーズで喜びを表現した。兄の和生騎手に「武史、行くぞ」と声を掛けられて100勝のセレモニーへ向かい、多くの仲間の真ん中で笑顔を浮かべた。鞍上は「今年は絶対に年間100勝するぞと思っていました。馬のおかげですが、G1を勝てたことも自信につながりました。ここまできたら通算300勝も今年中に達成したいです。人数制限がある中ではありますが、ウイナーズサークルに沢山の方に集まっていただいて感謝しています」と喜んだ。
ファン投票1位のエフフォーリア(牡3、鹿戸)とともに挑む有馬記念(G1、芝2500メートル、26日=中山)に向けて、弾みのつく1勝となった。