98年オールカマーなど重賞5勝を挙げたダイワテキサスが、28日に北海道新冠町のつつみ牧場で死んだ。28歳だった。
同牧場の堤俊昭代表は「27日の昼間は元気でしたが、夕方ごろのえさ食いが悪く、ちょっと気にしていました。獣医師によると高齢による心不全のようです」と話した。
ダイワテキサスは父トロメオ、母ローブデコルテ。増沢末夫厩舎所属で95年にデビューした。JRA通算53戦で11勝をマークし98年関屋記念、オールカマー、00年中山記念、関屋記念、新潟記念を勝利した。G1では00年有馬記念でテイエムオペラオー、メイショウドトウに次ぐ3着が最高成績だった。現役引退後は種牡馬入りして07年に引退。乗馬となり、その後、功労馬としてつつみ牧場で過ごしていた。
堤代表は「コロナ禍で最近は見学者の受け入れも難しい状況でしたが、それまでは毎年たずねてくれるファンの方もいました。気性が優しいのでかわいがりやすく、たくさんの方に会いに来てもらいました。28歳とは思えないほど元気だったのですが」と残念そうに言葉を並べた。