<ジャパンC>◇28日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走18頭

無敗の3冠馬コントレイル(牡4、矢作)が、ラストランを勝利で締めくくった。福永祐一騎手(44)に導かれ、府中のターフを堂々と突き抜けた。昨年の菊花賞以来となる有終のG1・5勝目。今後は、すでにこの世を去った父ディープインパクトの後継種牡馬として、第2の馬生が始まる。

<記者の目>

やっとディープインパクトの正統後継種牡馬が出た。そんな思いだ。父同様、無敗で3冠達成。菊花賞後は20年ジャパンC2着、今年の大阪杯3着、天皇賞・秋2着。3連敗で世代レベルの低さを危惧する声を、最後の最後で取り払った。

文句なしの2馬身差勝利だった。ラストランで成績が伴わなければ、種付け料および種付け頭数に少なからず影響を及ぼしていたはず。ディープインパクト産駒のダービー馬で、古馬になってもG1を勝ったのはコントレイルが初めて。2、3、4歳と3年続けてG1を勝った。G1・5勝。早熟馬ではないことを自身の走りで証明した。

“勝ち抜け”に近い欧州種牡馬事情を参考にすれば、3歳の昨年限りで引退しても全く驚けなかった。19年7月に父がこの世を去り、コロナ禍で制限なく海外に打って出られない特別な事情もあったためだ。レースに出走すれば当然、敗戦のリスクを抱える。結果的にオーナー、陣営が決めた現役続行は称賛されるべき英断だった。引退戦のジャパンC優勝は、種牡馬としての価値をさらに高める勝利。社台スタリオンステーションでの種牡馬生活は安泰といえるだろう。【松田直樹】

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