<アルゼンチン共和国杯>◇7日=東京◇G2◇芝2500メートル◇3歳上◇出走15頭

1番人気に推された昨年の覇者オーソリティ(牡4、木村)が好位から抜け出し、ミナガワマンナ(82、83年)以来38年ぶり史上3頭目の連覇を飾った。勝ち時計は2分32秒4。

骨折休養明け、トップハンデ57・5キロを克服してJRA重賞3勝目を手にし、G1挑戦に弾みをつけた。

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直線で固まった馬群をただ1頭が突き抜けた。昨年の覇者オーソリティだ。好発から昨年同様好位で折り合い、直線で前が開くと一気に進出。2馬身半差の圧勝だった。連覇に導いたルメール騎手は「直線ではいい反応をしてくれた」と第一声を放った。前半1000メートル1分3秒4のスローペースにも難なく対応した。鞍上は「レース前に遅いペースは心配だったけど、心身ともにオーソリティが充実していて、道中冷静だったので向正面で勝つ自信がありました」と胸中を明かした。

力強い走りで懸念材料を払拭(ふっしょく)した。骨折による6カ月の休養明け、昨年より3・5キロ重いトップハンデ57・5キロ、プラス12キロの馬体重。これまで3戦2勝2着1回と得意の府中の前では杞憂(きゆう)だった。木村師は「スタートよく去年みたいな位置で、よく耐えてくれた。本当に頭が下がります」と愛馬をたたえる。

「左回りはこれだけ走るので、それを生かせられれば」。次走は未定だが、今後の走りに師は期待をのぞかせる。G2では力が違う。昨年は暮れのグランプリ有馬記念に直行したが、今年は得意舞台でのG1出走もあり得る。オーソリティの去就から目が離せない。【舟元祐二】

▼アルゼンチン共和国杯の連覇 昨年までアイフル(76、77年)とミナガワマンナ(82、83年)の2頭だけ。オーソリティは実に38年ぶりに連覇を達成した。

◆オーソリティ▽父 オルフェーヴル▽母 ロザリンド(シンボリクリスエス)▽牡4▽馬主 (有)シルクレーシング▽調教師 木村哲也(美浦)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 10戦5勝▽総収得賞金 2億3201万2000円▽主な勝ち鞍 20年青葉賞(G2)アルゼンチン共和国杯(G2)▽馬名の由来 権威。威信。牡馬3冠を達成した父のような活躍を願って。

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