<BCダートマイル>◇6日(日本時間7日)=米デルマー◇G1◇ダート1600メートル◇出走8頭
日本から挑んだ森厩舎2頭は、川田将雅騎手(36)のピンシャン(牡4)が7番人気で7着、福永祐一騎手(44)のジャスパープリンス(牡6)が最低人気で8着に終わった。
ピンシャンは道中4、5番手で運び、ジャスパープリンスは好位につけた。だが、2頭とも3角で手応えが怪しくなり、上位から大きく離されて入線した。
果敢な挑戦も実らなかった。2頭とも日本ではリステッド勝利こそあるが重賞未勝利。厩舎としては3年連続の挑戦で、森師は「最高峰といわれるレース。世界中から強い馬が集まる。相手は強いけど、やっていけば、そのうちチャンスはある」とトライを続けてきた。今回は日本で仕上げてレース約1週間前の先月29日に出国。ピンシャンは「最高の状態で出せそう」(清水亮助手)、ジャスパープリンスも「良い状態だと思う」(福永騎手)と、現地到着後も出来には手応えを得ていた。だが、ダートの本場米国の壁にまたもはね返された。
レースは1番人気の米国馬ライフイズグッド(牡3、T・プレッチャー)が逃げ切って圧勝した。鞍上はI・オルティスJr.騎手。