10月いっぱいで調教停止処分が明け、1日から調教師業務を再開した木村哲也師(48)が報道関係者に向けてコメントを発表した。コメントは以下の通り。
「昨日、JRAによる調教停止処分が終了し、本日より調教師としての業務に復帰させていただきました。この度はお騒がせし、また、とりわけ競馬ファンの皆様、JRAその他競馬関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をお掛けしたことを、改めて深くお詫びいたします。大変申し訳ありませんでした。今後は、今回の反省を胸に、より一層調教師としての業務に精励いたす所存ですので、引き続き、ご指導・ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます」(原文まま)
木村師は19年12月11日、当時師弟関係にあった大塚海渡騎手(20)に暴言を浴びせ、頭をたたいたことで、同騎手から茨城県稲敷署に被害届を出された。6月30日に暴行罪で略式起訴された後に、7月12日付で土浦簡裁が同師に罰金10万円の略式命令を出していた。同27日の刑の確定を受け、JRAより7月29日から10月31日まで約3カ月間の調教停止処分が科されていた。
また、民事裁判では同騎手への暴言、暴行が認められ、木村師が謝罪、和解金80万円を支払うことで、10月9日に和解が成立している。