<天皇賞・秋>◇31日=東京◇G1◇芝2000メートル◇3歳上◇出走16頭
エフフォーリア(牡3、鹿戸)が制し、02年シンボリクリスエス以来19年ぶりの3歳馬制覇を果たした。横山武史騎手(22)は祖父富雄(69年メジロタイヨウ)、父典弘(09年カンパニー)と史上初の親子3代天皇賞・秋制覇となった。
カイザーミノルが逃げ、好位追走のグランアレグリアが直線半ばで先頭へ。その後ろからエフフォーリア、コントレイルが並びかけ、3強の追い比べとなった。ゴールの瞬間、横山武騎手がガッツポーズ。ダービー2着の悔しさを晴らした。1馬身差2着にコントレイル。2着と首差の3着にグランアレグリアが入った。
横山武騎手は「ダービーのこともあったので、人生で初めてうれし泣きしてしまいました。コロナ禍ではあるけれど、(競馬場内の)人数を増やして競馬できて、大勢の人の前で競馬できたことに感謝したいです。(エフフォーリアは)スタートがうまいし、競馬が器用な馬。理想的なポジションでしたし、インにこだわらず、馬の力を信じて乗りました。(菊花賞に続く2週連続G1制覇は)タイトルホルダーもエフフォーリアもどちらもいい馬ですし、オーナー、関係者に感謝しています。(親子3代の天皇賞・秋制覇は)デビューのときには勝ちたいG1に天皇賞・春を挙げました。親子3代というのはなかなかできることではないですし、小さな目標ですけど、達成できて良かったです」と喜びを語った。
馬連(1)(5)は390円、馬単(5)(1)は850円、3連複(1)(5)(9)は350円、3連単(5)(1)(9)は2040円。
(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)