<菊花賞>◇24日=阪神◇G1◇芝3000メートル◇3歳牡牝◇出走18頭

4番人気タイトルホルダー(牡、栗田)が逃げ切り、牡馬クラシック最後の1冠でJRA・G1を初制覇した。管理する栗田徹調教師(43)も、挑戦12度目で念願のJRA・G1のタイトルを手にした。

父ドゥラメンテは8月31日、急性大腸炎のため9歳の若さでこの世を去った。菊花賞の前哨戦、9月のセントライト記念前に栗田師は「限られた産駒たちで血をつないでいくこと。その責任を感じます」と話していた。

1番人気に支持されたセントライト記念は、直線で前がふさがる不利で13着に大敗した。大きなショックを受けたかと思いきや、菊花賞前のトレーナーは「あれが競馬なので。いい方に考えれば、折り合いに専念できた」と前を向いた。

母メーヴェは義父にあたる栗田博憲元調教師の管理馬。初勝利はダート1200メートルだが、4歳時には札幌の芝2600メートルを制した。産駒には19年菊花賞5着のメロディーレーンがいる。タイトルホルダーが3000メートルをこなす下地は十分にあった。

皐月賞、ダービーの2冠馬ドゥラメンテはその後、両前脚を骨折して菊花賞を棒に振った。その無念を初年度産駒が晴らした。父に続くG1制覇で、タイトルホルダーは最高傑作になりうる資格を得た。栗田師が言った「血をつなぐ」責任は少し果たせたはず。しかも義父が手掛けた母の子で菊の大輪を咲かせた。21年のクラシック最終戦は、何にもましてドラマチックだった。

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