<富士S>◇23日=東京◇G2◇芝1600メートル◇3歳上◇出走17頭◇1着馬にマイルCS優先出走権

ソングライン(牝3、林)が1番人気に応え、JRA重賞を初制覇した。中団から直線で仕掛けられると、残り1ハロンを切ってギアを1段上げて抜け出した。2着サトノウィザードの追い込みを首差しのぎ、勝ち時計は1分33秒2。3歳牝馬が富士Sを勝ったのは、99年レッドチリペッパー以来22年ぶり2頭目となった。

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ソングラインが真の力を見せつけ、待望の重賞制覇だ。スタートで少し立ち遅れたが、二の脚でリカバーして中団へつける。手応え十分に直線を向くと切れ味を発揮。池添騎手は「ようやくソングラインと一緒に重賞タイトルを取ることができてほっとしている」と安堵(あんど)した。

NHKマイルCで鼻差2着と惜敗した東京マイルだった。林師が鞍上と同じように胸をなで下ろした。「言い訳できない舞台設定なので、結果が出せてほっとしています」。初めて古馬と顔を合わせた前走関屋記念は3着に敗退した。発馬で寄られ、道中は2着馬に重圧をかけられた。「ああいう強い古馬を相手に、厳しい競馬をしたのが生きたのかもしれません」と師は言う。キャリア7戦目で初の最内枠。馬群でもまれても動じなかった。

NHKマイルCで牡馬と渡り合うなど、春から強い3歳牝馬の1頭に挙げられた。同世代の牝馬は北九州記念のヨカヨカ、札幌記念のソダシなどが古馬混合の重賞を先に勝っていたが、挑戦4度目で肩を並べた。池添騎手は「古馬相手でも負けられないという思いで結果を出せてよかった。成長を楽しみにしたいと思います」。G2のタイトルを手に、再びG1挑戦が視野に入ってきそうだ。【久野朗】

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