<京都大賞典>◇10日=阪神◇G2◇芝2400メートル◇3歳上◇出走14頭◇1着馬に天皇賞・秋優先出走権

16年ダービー馬マカヒキ(牡8、友道)が5年ぶり復活勝利を飾った。

8歳秋の初戦。9番人気と評価は高くなかったが、直線で力強く伸び1番人気アリストテレス(牡4、音無)を鼻差とらえた。3歳秋のニエル賞以来の勝利は、ダービー馬の史上最年長勝利。過去3度出走し2度4着に好走したジャパンC(G1、芝2400メートル、11月28日=東京)を視野に入れる。

最後の直線、外回りと内回りが合流するあたりで、マカヒキのエンジンに火がついた。馬群を進出しラスト100メートルで外に出されるとさらにひと伸び。勝利寸前のアリストテレスを鼻差とらえたところがゴール板だった。勝利を確信した藤岡康騎手が「よくやった」と左手でマカヒキの肩をたたく。スタンドからは驚嘆したような声が響いた後、拍手が湧き上がった。検量室に戻ってきた鞍上に、スタッフからは「ありがとう」と声が飛んだ。

「本当に力強く走ってくれたことがなによりうれしい。ダービー馬で海外にも遠征したファンの多い馬。ポテンシャルの高さをみせてくれた」

藤岡康騎手は復活した走りをたえた。16年ダービー馬は同年秋に仏G2のニエル賞を制した。その後は勝利から遠ざかった。いつしか5年が過ぎ、ダービー馬としては異例となる8歳の現役馬となった。それでも陣営はあきらめなかった。「調教をすれば今でもさすがという動きをする。若い馬にも負けていないし力の衰えはない」。友道師は能力を疑っていなかった。

それにこたえての5年ぶりの勝利。トレーナーは「復活してくれたね。本当の力を見せてくれた。(スタンドからの拍手に)ありがたいね。感動しました」と勝利をかみしめた。

まだまだ、G1を戦うことになる。有力視される次走はジャパンCだ。最年長勝利ダービー馬となったマカヒキが、今度はG1でその力を振るう。【岡本光男】

◆JRA重賞50勝 京都大賞典をマカヒキで制し、友道康夫調教師(58)はJRA重賞50勝を達成。史上27人目、現役9人目。

◆JRA重賞勝利間隔 マカヒキの京都大賞典制覇は16年ダービーから中5年4カ月10日で歴代3番目の長さ。最長上位はタガノエスプレッソ5年10カ月3日(デイリー杯2歳S→8歳時・阪神JS)、ダンスインザモア5年7カ月30日(3歳時・スプリングS→8歳時・福島記念)。

◆マカヒキ▽父 ディープインパクト▽母 ウィキウィキ(フレンチデピュティ)▽牡8▽馬主 金子真人ホールディングス(株)▽調教師 友道康夫(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 24戦6勝▽総収得賞金 6億3978万6600円(うち海外971万1600円)▽主な勝ち鞍 16年弥生賞(G2)、ダービー(G1)ニエル賞(G2)▽馬名の由来 ハワイの収穫祭

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