<神戸新聞杯>◇26日=中京◇G2◇芝2200メートル◇3歳◇出走10頭◇1~3着に菊花賞優先出走権

馬場不問のド根性で金星! 2番人気のステラヴェローチェ(牡、須貝)がダービー馬を撃破して重賞2勝目を挙げた。

不良馬場にもめげず後方から最速の上がりで差し切り。菊花賞(G1、芝3000メートル、10月24日=阪神)の主役へ名乗り出た。単勝1・8倍のシャフリヤール(牡、藤原英)は4着に敗れた。

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全身泥まみれの人馬が、横に広がった馬群の内寄りを割ってきた。ぬかるんだ不良馬場にもがくライバルたちを横目に、両耳をピンと立ててもうひと伸び。ド根性のステラヴェローチェが、2分18秒0のサバイバル戦を制した。3度目の対戦でダービー馬を撃破。吉田隼騎手は「こういう馬場で最後はバテバテになったけど、よくかわしてくれた。馬場が向いたのが大きい」と声を弾ませた。

まだまだ粗削りだ。3度目の騎乗となった鞍上はかねて「まだ子供っぽくて、なめてるところがある」と課題を挙げていた。今回も頭を振りながらの発馬で後方から。須貝師も「勝つには勝ったけど、勉強するところが多々あった。ゲートしかり、装鞍でもテンションが高かった。G1となると課題をクリアしないと」と指摘。それでも道中は折り合い、直線でタフな精神力を見せた。凱旋門賞に挑戦する女王クロノジェネシスと同じバゴ産駒。道悪適性だけでなく、大きな伸びしろも持っている。

トライアルを制し、次は菊花賞が目標になる。トレーナーは「馬の状態を見ながら」とした上で「そうなると思う」と見通しを示した。皐月賞とダービーはともに銅メダル。念願の金メダル奪取へ、吉田隼騎手は「まだ全体的に緩さが残ってるけど、体がゴツくなった。次は『どんな馬とでもやってやる』という感じで臨みたい」と闘志を口にした。白毛の女王ソダシとは厩舎も騎手も同じ。牡牝ともに3冠最終戦の主役を張りそうだ。【太田尚樹】

◆ステラヴェローチェ▽父 バゴ▽母 オーマイベイビー(ディープインパクト)▽牡3▽馬主 大野剛嗣▽調教師 須貝尚介(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 7戦3勝▽総収得賞金 2億1287万3000円▽主な勝ち鞍 20年サウジアラビアRC(G3)▽馬名の由来 星+速い(イタリア語)

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