97年の桜花賞馬キョウエイマーチを管理した野村彰彦元調教師が今月13日に病気のため死去した。同日が78歳の誕生日だった。葬儀等はすでに近親者のみで執り行われた。
野村元師は43年に愛知県で生まれ、62年に騎手デビュー。騎手時代は3268戦で321勝を挙げた。
85年に調教師免許を取得し、87年に厩舎開業。14年2月に定年引退するまでJRA通算488勝を挙げた。JRA重賞は25勝。G1は97年桜花賞(キョウエイマーチ)、09年中山GJ(スプリングゲント)の2勝。
弟子としては秋山真一郎騎手(42)を育てた。温かな人柄で、野村厩舎はスタッフの離職率が低いことで知られた。