今週は3日間開催で、月曜中山メインは菊花賞トライアルのセントライト記念(G2、芝2200メートル、中山=20日、3着までに優先出走権)が行われる。
エピファネイア産駒のオーソクレース(牡3、久保田)が昨年のホープフルS2着以来、9カ月ぶりに復帰する。
G1・2勝マリアライトの初子としてデビュー2連勝を飾った好素材。ホープフルS後は皐月賞への直行ローテを取ったが、同レースの2週前追い切り後に右後肢に違和感が出て出走を断念した。経過観察された放牧先の福島県・ノーザンファーム天栄で患部に骨膜が見られ、検査の結果、右脛骨(けいこつ)部の骨折と診断され、春のクラシックを棒に振った。
骨折が癒えて美浦に帰厩後は8月下旬から時計を出し始め、9月8日の1週前追い切りは、美浦ウッドでいっぱいに追われ6ハロン82秒4-12秒0をマークした。久保田師は「順調。さすがに走る馬。1本やるごとにへこたれるのではなく盛り返す感じがある。いいメンバーがそろっているけど格好をつけてくれないと困る」と期待を隠さない。父が制した菊花賞へ、勝って名乗りを上げる。