<札幌記念>◇22日=札幌◇G2◇芝2000メートル◇3歳上◇出走13頭
G1馬4頭がそろった「夏のスーパーG2」は2番人気の白毛馬ソダシ(牝3、須貝)が制し、JRA重賞5勝目を挙げた。吉田隼騎手の騎乗で勝ちタイムは1分59秒5。
好スタートから逃げたトーラスジェミニの2番手を進み、3角手前から早めスパート。最後の直線で抜け出すと、ペルシアンナイト、ラヴズオンリーユーの追い込みをかわした。
「ツヨカワ」のアイドルホースが北の大地で復活の勝利を挙げた。5戦無敗で臨んだ牝馬クラシック2冠目のオークスは8着に敗れて初黒星。それ以来、3カ月ぶりとなる復帰戦に向けて7月22日に函館入厩。須貝師はこれまでに「コロナ禍だけど、皆さんに元気を与えられたら。喜んでもらえたら。(2歳時に)洋芝でも結果が出ているから」と札幌記念出走の理由を明かしていた。大雨の函館芝で追われた18日の最終追いは5ハロン67秒6-12秒4をマークし、2歳未勝利馬を3馬身追走して、1馬身先着した。須貝師が「これで態勢は整った」と仕上がりに自信を見せていた。
父クロフネ、母ブチコのソダシはJRA通算7戦6勝、うち重賞5勝目。3歳牝馬による今レース制覇は14年ハープスター以来、7年ぶり3頭目となる。
馬連(4)(13)470円、馬単(13)(4)1000円、3連複(4)(7)(13)3020円、3連単(13)(4)(7)1万1900円。
(注=成績、払戻金などは、必ず主催者のものと照合して下さい)