<愛オークス>◇17日=カラ(アイルランド)◇G1◇3歳牝◇芝2400メートル◇出走8頭

英オークスを16馬身、愛オークスを8馬身半差の圧勝で英愛オークスダブル制覇を果たしたディープインパクト産駒スノーフォール(牝3、A・オブライエン)の今後のローテはどうなるのか?

予備登録を行っているG1レースは複数存在する。最も近いのは来週24日に行われる英国のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1、芝2390メートル、アスコット)だ。17年のエネイブルは愛オークスからキングジョージを制しているが、当時は中1週の日程だったため、今年とは状況が異なる。ここには同じ厩舎でG1・4連勝中のラブ(牝4、A・オブライエン、父ガリレオ)やサンクルー大賞を逃げ切ったブルーム(牡5、A・オブライエン、父オーストラリア)が出走するものと思われており、参戦する可能性は低い。

29日にはナッソーS(G1、芝1980メートル、英国・グッドウッド)がある。一昨年は日本のディアドラ、昨年は同じディープインパクト産駒で仏オークス馬のファンシーブルーが制したレース。日本のファンにもおなじみになった牝馬限定G1だ。ここは愛オークス発走前の時点でブックメーカーのウィリアムヒル社が単勝4・5倍のオッズを提示している。

間隔を空けるなら、来月中旬のヨーク開催(英国)が見えてくる。ここは10ハロン路線の英インターナショナルS(G1、芝2050メートル、8月18日)か、牝馬限定のヨークシャーオークス(G1、芝2370メートル、8月19日)という2つの選択肢がある。後者はエネイブルやシーオブクラス(18年愛オークス制覇、凱旋門賞2着)が走り、近年は凱旋門賞への有力なステップレースになっている。愛オークス発走前の時点でウィリアムヒル社のオッズは単勝4・0倍の設定だった。凱旋門賞の前哨戦になりうる9月11日の愛チャンピオンズデー(レパーズタウン)にも登録済み。愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル)、牝馬限定のメイトロンS(G1、芝1600メートル)に登録を行っている。

母の全姉ファウンドは3歳だった15年に愛チャンピオンS2着から凱旋門賞9着。16年はヨークシャーオークス2着、愛チャンピオンS2着から凱旋門賞(シャンティイ開催)を制している。10月3日の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、パリロンシャン)には初回の登録がなく、12万ユーロ(約1560万円)の追加登録料が必要なスノーフォール。所有する「クールモア」、管理するエイダン・オブライエン師が今後どのようなローテを組んでくるのか、凱旋門賞参戦は実現するのか、その動向に注目が集まる。

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