<極ウマ記者、週末はみんなでジャンプ=6月26日>

一鞍入魂-。極ウマ競馬班の才媛・三嶋まりえ記者、マーケティング予想の井上力心(よしきよ)記者、海外競馬&ジャンプ大好きの木南友輔記者が今週も障害競走を楽しく、そして、本気で予想します。

まりえ いよいよ、上半期を締めくくる週末がやってきました! 宝塚記念だけじゃないですよー。

力心 そう、東京ジャンプSです。冬コクの開始とともにスタートしたこのコーナー。今週はひとまず集大成の週になると思います。

木南 おー、頑張るぞ。

まりえ 東京ジャンプSは今年が第23回(08年までは秋に「東京オータムジャンプ」で実施)。ちょっとデータを見ていきましょう。ここを勝った馬が過去10年で4度、暮れの中山大障害を制しています(11年マジェスティバイオ、13年アポロマーベリック、16年オジュウチョウサン、19年シングンマイケル)。

力心 ジョッキーは横山義行騎手(引退)の3勝が最多。現役で2勝を挙げているのが、西谷、高田、北沢、石神、草野の5人です。今年は5人とも騎乗します。

木南 過去23回で1番人気はわずか5勝。18年サーストンコラルド、昨年ラヴアンドポップは10番人気の激走だった。年齢別では5歳が10勝、6歳が5勝、4歳と7歳が3勝ずつ、8歳が1勝。ということで一番勝利に近いのは・・・。

まりえ ちょ、ちょっと待ってください。ここはデータで予想するコーナーじゃないんですから。データはあくまで参考程度に・・・。

力心 そうですね。今年は本当に楽しみな14頭が顔をそろえました。もちろん、われわれは関東馬を中心の取材でしたが・・・。

木南 良血馬グローブシアターはブリンカーを初めて着用した前走が完勝。スマートアペックスはまだ4歳馬だけど、中山グランドジャンプで4着。メキメキと力をつけていて、重賞初制覇のチャンスだと思う。

まりえ マイネルプロンプト、ヒロシゲセブンも4月の中山グランドJを走っています。コウユーヌレエフは秋に同じコースで行われる秋陽ジャンプSで2年連続2着。森一騎手がどんなポジションで運んでくるのか。

木南 キャプテンペリーは阪神スプリングジャンプ(6着)以来。今回はメイショウダッサイがいないけど、「ここも相手はそろっている印象です」と五十嵐騎手は気を引き締めていた。

力心 僕は◎メイショウウチデで勝負します。1月の小倉で初障害(5着)。一戦ごとに内容は良くなっていて、前走は昇級2戦目でオープンを勝ちました。調教で動いているので、体調が良さそうですし、重賞のメンバーでも今の充実度なら好勝負になる。

まりえ 私は◎トゥルボーです。こっちはまだキャリア3戦。転向初戦でいきなり勝って、前走も昇級2戦目で結果を出しました。飛越が上手ですし、平地で2勝した脚力も魅力。オルフェーヴル産駒で底知れぬスタミナを持っている感じがします。

木南 俺も◎トゥルボーを狙う。石神騎手が中間は付きっきりでコンタクトを取っているし、金曜に東京競馬場に入って、スクーリング(下見)を行っている。「チャンスはあると思うので頑張ります」って。重賞挑戦へ向けて、陣営がやるべきことをやってきているからね。

力心 押さえておきたいのはマイブルーヘブン。一昨年に新潟ジャンプSを勝っている馬。昨秋に1年2カ月ぶりで東京ハイジャンプを3着。ここ2戦はさえませんが、東京コースとの相性がいい。

まりえ ホッコーメヴィウスは新潟で重馬場だった前走のオープン競走を大差勝ち。芝の中長距離で活躍したホッコーブレーヴの半弟という血統ですし、気分よく運べば大駆けがあっていい。

木南 今週は障害競走が土曜のこの東京ジャンプSだけ。日曜は行われないし、一鞍入魂だ。ビシッと当てて、日曜の宝塚記念へ向かおう。

まりえ・力心 おーっ。

◆三嶋毬里衣(みしま・まりえ)1994年(平5)12月2日生まれ。最初に見た競走馬はアーモンドアイ。好きな飲み物はクラフトビール。ツイッター「@mishima_marie」でさまざまな競馬情報を発信中。今年は冬コク(1回&2回小倉)の障害競走予想で◎が【9・5・4・6】と抜群の成績を残した。先日のエプソムCは紙面の1面予想で◎ザダルを推奨。

◆井上力心(いのうえ・よしきよ)1986年(昭61)9月6日、福岡県北九州市生まれ。幼少時に父と小倉競馬場へ行き、競馬の魅力にはまる。ITエンジニア、マーケティングコンサルタント職を経て、日刊スポーツ新聞社の競馬担当へ。紙面ではマーケティング用語を駆使した独自の競馬予想にチャレンジ。今年のダービーは◎ステラヴェローチェ(9番人気3着)で的中

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