今週の東京では出世レースで知られる3歳重賞ユニコーンS(G3、ダート1600メートル、20日)が行われる。青竜S勝ちのゲンパチフォルツァ(牡)を送り込む堀井雅広師(69)は来年2月で定年。この馬で最後のG1フェブラリーS参戦を早くも思い描く。

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堀井師はゲンパチフォルツァの出世を期待する。前走は同じ舞台で行われた青竜Sを快勝。「マイルは厳しいかなと感じていたけど、ジョッキーがうまく乗ってくれた。武さんがうまく実力を引き出してくれた」と話す。今回は木幡巧騎手との初コンビとなるが「見た目がすごくボリュームアップした。馬体が全然違う」とデビューからの成長を感じている。「心配するほどの疲れはない。春はこれで終わりだからここに全力投球」。ここまでコンスタントに使われてきたが、好調を維持したまま夏休み前の一戦に臨む。

来年2月で定年を迎える。73年に騎手免許、94年に調教師免許を取得。50年近く競馬に携わってきた。「あと260日を切ったね。僕は運がよかったと思うよ。馬主、牧場、スタッフ、周りに本当に恵まれていた」と話すが、競馬人生を振り返るのはまだ早い。

ユニコーンSは数々の大物を輩出してきた出世レース。厩舎にとって17年8月(マルターズアポジーの関屋記念)以来となる重賞勝利を飾れば、来年のフェブラリーSへの参戦も見えてくる。「そうなればいいな、という願望はあります」。定年直前の大舞台に夢をつなぐ勝利を目指す。【三嶋毬里衣】

◆出世レース 96年に創設されたユニコーンSは、一流ダート馬への登竜門として知られる。過去25回の勝ち馬のうち14頭がのちにG1勝ち(地方、海外含む)。特に直近6年は、15年ノンコノユメ、16年ゴールドドリーム、17年サンライズノヴァ、18年ルヴァンスレーヴ、19年ワイドファラオ、20年カフェファラオが続けてG1馬となっている。ここを勝てば将来は明るい。

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