ルーキーの永島まなみ騎手(18=高橋康)は北海道シリーズにフル参戦を予定している。8日、永島騎手は「数字というより、乗せていただいた馬の1頭1頭を、少しでも着順を上げられるように頑張りたいです」と抱負を語った。7日に札幌入りし、火曜が札幌競馬場での初めての調教騎乗だった。所属する高橋康厩舎の馬を含めて5頭に乗り、新たな環境にいち早くとけ込もうとしている。

早くもトレセンとの違いを見つけた。「自然豊かな場所だなあ、と。トレセンで乗っているときと比べて、馬が落ち着いてゆったりしていますね」。輸送もなく、メンタルの安定が見込めるのが滞在競馬の利点。競馬場自体は都市部に位置するが、快適な気候も相まって人馬ともに穏やかな日々を過ごしている。

3カ月弱の滞在生活。先輩騎手から受けた「北海道は勉強になるよ」の助言で、今夏のロングステイを決めた。シリーズ開幕に向けて小沢大仁騎手(18=松永昌)、西谷凜騎手(18=谷)、横山琉人騎手(18=相沢)の同期3人が北の大地にいるのも心強い。

「デビューして3カ月がたちましたが、まだまだ技術不足なところがあります。調教をするところと同じ場所でレースをしますし、調教でも技術がつくと思うので、札幌滞在で少しでも成長できるように日々頑張っていきたいと思います。同期が勝っているのを見ると励みになります」

互いに刺激し合い、己を磨く。週末には土曜10R積丹特別(1勝クラス、芝2600メートル)のトゥプエデス(牡5、高橋康)など約10鞍に騎乗予定だ。全ての経験を成長への糧とする。

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