岐阜県地方競馬組合は25日、笠松競馬所属の水野翔騎手(24)が競馬予想をしている元騎手から10万円を受領した事案に関し騎乗停止15日、水野騎手が所属する笹野厩舎の笹野博司調教師を戒告・賞典停止2日とする処分内容を発表した。

組合によると、水野騎手は3月上旬、元騎手が会員制交流サイト(SNS)で実施した懸賞に応募。抽選で現金が当たるとの内容で、3月18日に当選したとして10万円を受領した。この行為が「競馬の公正を害する恐れがある者から金品の贈与を受けてはならない」との組合規則に抵触することから、処分を検討されていた。組合は騎手から聞き取りし、騎手は10万円を返金した。

また組合は4月、馬券の不正購入に関わった元調教師ら12人を競馬への関与禁止の処分としたが、今回の現金受領は一連の不祥事とは関連しないとして切り離して対応したと説明している。

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