<極ウマ記者、週末はみんなでジャンプ=5月8日>

中山グランドジャンプが終わり、夏に向かって、障害競走の予想も熱くなっていきます-。予想が絶好調の三嶋まりえ記者、北九州出身の井上力心(よしきよ)記者、海外競馬&ジャンプ大好きの木南友輔記者が障害競走を楽しく、そして、本気で予想します。

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木南 まず最初に伝えておきたいことがあるんだけど・・・。

力心 もしかして、このコーナー、不評で打ち切りですか・・・。

まりえ ゲゲッ。

木南 いや、それが・・・、今週美浦であるジョッキーに言われたんだよ。「読んでます!」って。

まりえ キターーーーーーーーーーーーーーーッ。

力心 やる気出ますね。

木南 そう。こんなほそぼそやっているコーナーを見てくれている人がいるんだ。頑張っていこう。

まりえ 今週から障害競走は「越後路」新潟が主戦場になります。土曜は今年最初の新潟で2鞍。

木南 土曜1Rの障害オープン、4Rの未勝利戦、日曜4Rの未勝利戦だね。

力心 すべて芝2890メートルのコースです。ポイントは・・・。

まりえ 分かってますよ! 1周目が外回りコース、2周目が内回りコース。オオッ、先週の阪神の天皇賞・春と一緒ですね!!

力心 うーん・・・。

木南 新潟のポイントはジャンプレース専用のコースではなく、ずっと平地競走のコース、そこに置かれた置き障害を飛ぶことかな。固定障害に比べて、置き障害は低く速く、ハードル的な面が大きい。「少々飛越が雑でも越えられちゃう馬がいるし、直線が長いので、距離ロスにこだわらず、新潟は脚力のある馬が有利」って。

まりえ なるほどです。

力心 土曜1Rの障害オープンは14頭立て。僕は◎ポルトラーノを狙います。父オルフェーヴル、母ポルトフィーノという超良血。昨年の新潟で未勝利戦を勝ち上がっています。この舞台はピッタリですから。

木南 俺は◎スズカデヴィアス。18年の新潟大賞典覇者で、一昨年は半年間のオーストラリア遠征、帰国初戦かつ初障害だった3走前にいきなり勝って、その後はイルミネーションジャンプS5着から中山大障害(11着)。戦績も桁外れだけど、脚力があって、それをどんな舞台でも生かせる適応力がすごい。

力心 もう1頭怖いのは、こちらも平地オープンで活躍していたサーブルオールかな。

まりえ 私は紅一点の◎メイショウハニーに期待します。新潟と中京の置き障害コースで結果を出している馬。大外枠は気にならないコース。久々になるけど、坂路の時計もいいですし、好勝負になるはず。

力心 4Rは◎アーバンキッドです。前走小倉のトリッキーな舞台から3走前2着の新潟へ。飛越はまだまだ上達してほしいところですけど、だからこそ、新潟ならチャンス十分。

木南 俺は◎リッジマン。障害初戦は1番人気5着で甘くはなかった。それでも勝ち馬から1秒3差だから及第点だったと思う。2戦目、新潟コースで平地重賞ウイナー(18年ステイヤーズS)がジャンプ初勝利だ。

まりえ 私、さっき挙げていた新潟のポイントにもうひとつ大事なことがあると思うんです。それは、この春のタフな新潟の芝。春の福島の分も新潟で開催しましたからね。そうなると、単純な脚力よりも飛越の安定感が問われるかもしれない。私は◎キーパンチです。平地未勝利馬だけど、障害転向後の実績では他馬をリードしてます。傷んだ馬場の上を安定した飛越で抜け出してくる。

力心・木南 ムムム・・・。

◆三嶋毬里衣(みしま・まりえ)1994年(平5)12月2日生まれ。最初に見た競走馬はアーモンドアイ。好きな飲み物はクラフトビール。ツイッター「@mishima_marie」でさまざまな競馬情報を発信中。今年は冬コク(1回&2回小倉)の障害競走予想で◎が【9・5・4・6】と抜群の成績を残した。1日付の紙面では高校の後輩である篠原梨菜アナと天皇賞・春の予想バトルを展開。

◆井上力心(いのうえ・よしきよ)1986年(昭61)9月6日、福岡県北九州市生まれ。幼少時に父と小倉競馬場へ行き、競馬の魅力にはまる。ITエンジニア、マーケティングコンサルタント職を経て、日刊スポーツ新聞社の競馬担当へ。紙面ではマーケティング用語を駆使した独自(おそらく世界初)の競馬予想にチャレンジ。今年のG1予想はフェブラリーSで◎エアスピネル(9番人気2着)、桜花賞では◎ファインルージュ(8番人気3着)を推奨。

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