<若潮スプリント>◇3日=船橋◇S3◇ダート1200メートル◇3歳◇出走12頭◇1着賞金1200万円◇1~2着馬に優駿スプリントの優先出走権、1着馬に習志野きらっとスプリントの優先出走権

地元の1番人気ファイナルキングが逃げ切り、初代王者となった。勝ちタイムは1分13秒3。左海誠二騎手(45)、林正人調教師(60)ともに昨年の全日本2歳優駿以来となる今年の重賞初勝利を新設の舞台で飾った。

2コーナー奥のポケットからスタート。激しいハナ争いは向正面の入り口まで続いた。「外から行かれるのは困ると思ったので主張しました」と左海騎手。その後は後続を引き離す一方だったが、直線半ばで脚色が鈍った。「最後の100メートル近くで脚が上がって。なんとか持ってくれという気持ちだった」。差してきたチュラウェーブに迫られたが、速さで押し切った。

林正師は「第1回で特別な思いがあったので本当に喜んでいます」。今後は「無事に行けば大井の優駿スプリント(S2、1200メートル、6月29日)を目標に」。次走は直行も含めて検討。船橋に現れた3歳の快速王が大井の舞台でもキングを目指す。【牛山基康】

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