<天皇賞・春>◇2日=阪神◇G1◇芝3200メートル◇4歳上◇出走17頭

名ステイヤーの誕生だ! 福永祐一騎手(44)が騎乗した3番人気のワールドプレミア(牡5、友道)が、19年菊花賞以来の勝利で春の盾を手にした。鞍上は18度目の挑戦で念願の天皇賞・春初勝利。史上4人目のJRA重賞150勝を達成するとともに、76年にエリモジョージで制した父洋一元騎手との親子制覇も果たした。

<天皇賞・春アラカルト>

☆父子制覇 ワールドプレミアの父ディープインパクトは06年に制しており、19年から3年連続での親子制覇となった。

☆馬主・大塚亮一氏 初出走で初勝利。JRA・G1は19年菊花賞を同馬で制して以来、今年初勝利で通算2勝目。JRA重賞も19年菊花賞を同馬で制して以来、今年初勝利で通算3勝目。

☆生産牧場・ノーザンファーム 18年レインボーラインから4年連続通算6勝目。JRA・G1は今年の皐月賞(エフフォーリア)に続く、今年4勝目で通算163勝目(他にJ・G1を3勝)。JRA重賞は1日の青葉賞(G2)をワンダフルタウンで制したのに続く、今年29勝目で通算691勝目。

☆関西馬の勝利 18年レインボーライン以来、3年ぶり36回目。通算では関東馬46勝、関西馬36勝。

☆5歳馬の勝利 昨年のフィエールマンに続き、2年連続26回目。これで各世代の勝利は4歳馬49勝、5歳馬26勝、6歳馬7勝、7歳以上馬は0勝。

☆3番人気の勝利 08年アドマイヤジュピタ以来13年ぶり7回目。

☆馬番1番の勝利 16年キタサンブラック以来、5年ぶり10回目。

☆友道康夫調教師 08年アドマイヤジュピタで制して以来、13年ぶり2勝目。JRA・G1は19年菊花賞を同馬で制して以来、今年初勝利で通算13勝目。JRA重賞は今年の阪神牝馬S(G2)をデゼルで制したのに続く、今年3勝目で通算48勝目。

☆天皇賞・春のディープインパクト産駒 19年、20年フィエールマンに続く勝利で3年連続3回目。JRA・G1は今年の大阪杯をレイパパレで制したのに続く、今年2勝目で通算61勝目(他にJ・G1を1勝)。JRA重賞は、今年11勝目で通算259勝目。

☆菊花賞馬の天皇賞・春制覇 84年のグレード制導入以降では、19年、20年フィエールマンに続き3年連続18回目。

☆重賞150勝 福永祐一騎手が天皇賞・春をワールドプレミアで制し、JRA重賞通算150勝を達成した。史上4人目、現役3人目。初騎乗から25年2カ月0日での達成は、武豊騎手(14年2カ月5日)に次ぐ史上2番目のスピード。「簡単な数字ではないのでうれしいです。たくさんの馬たちと、支えてくれた人たちのおかげだと思っています」と話した。

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