真っ白なソダシの無敗戴冠(桜花賞優勝)と驚異のレコード勝ちは米国のブラッドホース電子版などで世界に発信されました。

開催まで3週間を切った米国のクラシック競走では「強い芦毛馬」にスポットライトを当てることになっています。

ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月1日=チャーチルダウンズ)の最有力馬として話題のエッセンシャルクオリティ(牡3)は5戦無敗のまま臨む芦毛の2歳牡馬チャンピオンです。昨年はデビューから3連勝でBCジュベナイル(G1、ダート1700メートル)に優勝。今年も2連勝で地元前哨戦のブルーグラスS(G2、ダート1800メートル)を制しました。

2歳王者になるぐらいですからスピードは抜群。本番に向けて仕上げの一戦となったブルーグラスSでは逃げ馬をマークして2番手から余裕をもって抜け出して優勝。無敗のクラシック制覇に王手をかけています。

芦毛のケンタッキーダービー馬はのちに種牡馬として日本に輸入された97年シルヴァーチャームや紅一点で逃げ切った88年ウイニングカラーズなどが知られていますが、最近はご無沙汰で05年ジャコモ以来現れていません。

2歳王者のエッセンシャルクオリティがもしケンタッキーダービーに勝てば、79年スペクタキュラービッド、07年ストリートセンスに続き史上3頭目で、こちらもめったに見られない偉業となります。

ダービー前日の4月30日に行われるケンタッキーオークス(G1、ダート1800メートル、チャーチルダウンズ)の前売り1番人気トラベルコラム(牝3)と3番人気のクレイジービューティフル(牝3)も芦毛。こちらもチャンスありです。

第2次世界大戦後に同じ年のケンタッキーオークスとダービーの勝ち馬が、芦毛でそろったことはありませんが、今年は「史上初の出来事」となるかもしれません。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

  1. ひと足早く2021年2歳馬特集公開
  2. 有料版極ウマ・プレミアムの魅力!