<阪神牝馬S>◇10日=阪神◇G2◇芝1600メートル◇4歳上牝◇出走12頭◇1着馬にヴィクトリアマイル優先出走権

良血馬デゼル(牝4、友道)が、驚異の末脚で重賞初制覇を飾った。前半3ハロンが35秒1のスローペースを後方8番手で追走。前が止まらない展開となり万事休すか、と思われたが、上がり32秒5の豪脚で難なく差し切った。勝ち時計はコースレコードに0秒1差の1分32秒0。川田騎手は「追い切りで馬の特長をつかませていただいていましたし、それ通りの競馬ができました。しっかりと自分の脚を使ってくれました」と振り返った。

昨年3月のデビューからわずか1年1カ月で古馬牝馬の重賞を制覇。以前は体質の弱さもあったが「今は心配がなくなって、調教もバンバンできるようになった」(友道師)と充実する。「一番合っている距離ではない。もう少し距離があった方がいい」とベストな条件ではない中でも、素質の高さで結果を残した。

重賞タイトルを手に5月16日東京のヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)へ。川田騎手が「無事にここまでたどりついて、しっかり重賞を勝つことができました。能力の高さを証明してくれました」と認める非凡なポテンシャルを武器に、春の牝馬チャンピオンの座を目指す。【藤本真育】

◆デゼル▽父 ディープインパクト▽母 アヴニールセルタン(ルアーヴル)▽牡4▽馬主 (有)社台レースホース▽調教師 友道康夫(栗東)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 7戦4勝▽総収得賞金 1億1236万円▽馬名の由来 翼(仏)

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