ウインブライト

父ステイゴールド、母サマーエタニティ(母父アドマイヤコジーン)。G1勝ち鞍は19年香港クイーンエリザベス2世C、香港C。

日本で力を蓄えた“香港スター”だ。19年には香港の国際G1を2勝。松岡騎手と二人三脚でキャリアを積み、国内外で重賞7勝を挙げた。かつて同騎手は「スピードではかなわない部分があるから、常に全ての能力を発揮できるように、思い通りのタイミングで動けるように教え込んできた。俺が世界で一番ウインブライトをうまく乗りこなせる」と豪語した。クイーンエリザベス2世Cはコースレコードでの勝利。けがによる乗り替わりもあったが、全24戦中22鞍で手綱をとった。

2歳6月の東京でデビューし、初勝利は3戦目の同11月。まだ緩さがありながら、3歳春にスプリングSを勝つと皐月賞(8着)、ダービー(15着)にも参戦した。距離適性を考慮して秋は菊花賞には進まず、福島記念で古馬相手に重賞2勝目を挙げた。

古馬になると、徐々に才能が開花する。国内で最も力を発揮したのが、中山だった。特に芝1800メートルは松岡騎手とコンビ結成時は4戦4勝(重賞3勝)と無類の強さを誇った。人馬一体のレースで多くのファンを魅了した。19年の最優秀4歳以上牡馬。昨冬の香港C2着後に引退し、今年から種牡馬入りした。

種付け料は受胎条件で120万円。

ビッグレッドファーム関係者のコメント

ステイゴールド産駒として初めての海外G1ホースとなりました。父同様に柔軟性と良質な筋肉に恵まれています。1800~2000メートルで良績を残したように、スピードとスタミナをバランス良く併せ持っていました。競走成績が示すように、成長力も兼ね備えた競走馬だったと思います。

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