英国競馬統轄機構(BHA)は1日、アイルランドのゴードン・エリオット調教師(42)に対し、管理馬の英国での出走を当面の間、禁止する措置を執るとの声明を発表した。先週末からソーシャルメディア上で出回り、騒動となっているエリオット師の不謹慎な写真について、調査を行うことが理由。
この写真は調教中に死んだと思われる馬にエリオット師がまたがり、電話をしながらピースサインをしているもの。エリオット師自身は写真が本物であることを認め、謝罪している。BHAはエリオット師の管理馬が別の厩舎に移籍して出走することは認めるとしている。
ゴードン・エリオット師は現在のアイルランドの障害競走を代表するトレーナーの1人。06年に開業後、英愛の障害競走の大レースを数多く制し、18、19年の英グランドナショナルを連覇したタイガーロールなどの名馬を管理している。