父ロードカナロア、母シーザリオ(母父スペシャルウィーク)。G1勝ち鞍は18年ホープフルS、19年皐月賞。

もはや説明不要といっていいくらいの超良血だ。母シーザリオは05年の日米オークス馬。半兄のエピファネイア(13年菊花賞、14年ジャパンC)、リオンディーズ(15年朝日杯FS)に続く3きょうだいG1制覇を成し遂げた。

デビューは18年6月の阪神芝1600メートル。危なげない勝ちっぷりで新馬戦勝利を飾ると、1800メートルの萩S、2000メートルのG1ホープフルSと距離を延ばしてG1馬の称号を手にした。

3歳初戦はトライアルを挟まず皐月賞へ直行し、2着馬ヴェロックス、3着馬ダノンキングリーとのタイム差なしの接戦を制してクラシックホースとなった。続くダービーではレース前のイレ込みがきつく、4着と初の敗戦を喫したが、秋初戦の神戸新聞杯を圧勝。3歳最終戦の有馬記念では2着に入り、ダービー馬ロジャーバローズを抑えて、19年最優秀3歳牡馬の栄冠に輝いた。

古馬となって迎えた金鯱賞はノーステッキの楽勝。宝塚記念でG1・3勝目を目指したが、道悪で力を発揮し切れず4着に終わっている。今年の復帰を目指して牧場で調整を進めていたが、思うような回復が見られなかったため1月15日に引退、種牡馬が発表された。

種付け料は600万円。

現役時に管理した角居師のコメント

競馬に復帰するために昨年暮れに北海道へ帰ってきていましたが、春先までに回復させるのは厳しいかなということで、秋まで待つよりは種牡馬としてのニーズ、期待が非常に高くなっているので、くしくも私と同じように引退という形になってしまいました。早くから競馬での成績を出してくれましたし、シーザリオの子はきょうだいも生産界で結果を出してくれています。シーザリオの子の中でも取り扱いがしやすかったと思います。私の中では全ての能力を出すことなく引退ということになってしまいました。心残りがたくさんあった1頭だなと思います。若くして種牡馬として生産界に戻ってきています。またシーザリオ系のすばらしい子どもを広めていただきたいので、よろしくお願いいたします。

社台SS関係者のコメント

ロードカナロア産駒の重賞勝ち馬としては初めての後継馬。生まれながらにクラシック、チャンピオン、世界をキーワードに注目された1頭です。わずか10戦ではその期待に応えていないのかもしれません。父の後継馬として、兄の功績を武器に1年目から結果を出さなければいけない1頭だと思います。

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