レジェンド武豊騎手(51)が今週末で引退する各調教師へ惜別の思いを語った。栗東で解散する7厩舎すべてで勝利を挙げており、角居厩舎とはウオッカとカネヒキリでJRA・G1計5勝、松田厩舎とはタニノギムレットとクロフネで同3勝、石坂正厩舎とはヴァーミリアンで同2勝。その思い出を振り返った。

今年も惜別の季節がやってきた。今週末で東西8人の調教師が引退。「みんな元気だからね。そういう人たちが去っていくのはピンとこない」。キャリア35年目の武豊騎手にとっても、別れに慣れることはない。今回は特にゆかりが深い顔ぶれだ。華やかな記憶が脳裏によみがえる。

(角居師とはウオッカとカネヒキリでJRA・G1・5勝)「持ち乗り時代に(中尾謙太郎厩舎の)ナリタハヤブサで一緒にクラシックへ行ってる。年も(56歳で)そんなに離れてない。(開業後も)いっぱい勝ったね。新しいことをどんどん取り入れて、今もこれからも影響力がある。人も受け入れて、壁をつくらない人だった」

(松田師とはタニノギムレットとクロフネで同3勝)「助手時代から変わった人だった(笑い)。スーパークリークの伊藤修司厩舎で助手をしていた。あれだけ自分の理論や考えを自信を持って口にできるのはすごい。ダービーとかビッグレースを一緒に勝った」

(石坂正師とはヴァーミリアンで同2勝)「橋口(弘次郎)厩舎の助手時代から一緒に仕事をしていた。厳しい人だったね。ヴァーミリアンは自信を持って乗れる馬だった」

「西浦さん、湯窪さん、田所さんとは騎手として一緒に乗っていた。みんな先輩ジョッキーとして、新人の頃にかわいがってもらった。ゴルフも教えてもらった」

関西で解散する7厩舎とは、いずれも勝利を挙げている。思いは尽きない。自身は来月で52歳。去りゆくホースマンとの思い出を胸に、まだまだ第一線を歩んでいく。【太田尚樹】

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