伝統重賞の中山記念(G2、芝1800メートル、28日、1着馬に大阪杯優先出走権)は週初めの登録段階では除外対象だった2頭の繰り上がり出走馬に注目だ。中山記念3勝のM・デムーロ騎手は素質馬フランツ(牡6、音無)に騎乗。過去6戦して3着以内4度の好相性コンビが、実績馬にひと泡吹かせるか。クラージュゲリエ(牡5、池江)は、先週のフェブラリーS勝ちなど今年もリーディングトップを快走するルメール騎手が手綱を取る。

ディープインパクト産駒の素質馬、フランツが6歳を迎えて復調気配だ。2カ月ぶりだった前走・白富士Sは、しぶとく伸びて0秒1差の3着。音無師は「1回使った効果はあると思う。距離は1800メートルが合っていると思うし、小回りなので早めに動いていければいいかな」と前進を見込む。

鞍上は、復活の兆しを見せた前走でも手綱を取ったM・デムーロ騎手。過去のコンビ成績は【2 1 1 2】で複勝率66・7%と相性は悪くない。同騎手も「前回はうまくいった。馬混みでも我慢した。いつもはスタートが出ないし、引っ掛かるし、乗り難しいけど、前回はうまくいった」と好感触をつかんでいる。

今回はデビュー17戦目で初の中山参戦。メンバーは強くなるが、G1馬は不在でチャンスはありそう。「前回が久しぶりだったので(状態が)良くなっていたら」。今年はまだ重賞勝利がない鞍上も、一発を狙っている。

◆M・デムーロ騎手の中山記念成績 過去7回騎乗し【3 2 0 2】で連対率は71.4%を誇る。11年ヴィクトワールピサ(1番人気)、16年ドゥラメンテ(1番人気)、17年ネオリアリズム(3番人気)で騎乗機会3連勝を果たした。昨年はラッキーライラックで2着。

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