藤田菜七子騎手(23=根本)が19日、サウジアラビアで行われた「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」に参戦した。12カ国から選出された14騎手が、4競走の合計ポイントを競う。1着15ポイント、2着10ポイント、3着7ポイント、4着4ポイント、5着2ポイント、6着以下はポイントなし。優勝賞金は3万ドル(315万円)。

藤田騎手は第1戦で大外強襲を決め、いきなり2着。騎乗予定だった馬が取り消し、補欠馬での参戦だったが幸先のいいスタートを切った。第2戦もしぶとく5着を確保し優勝圏内にいたが、第3戦6着でVが消滅。第4戦は好スタートを決めて前で運んだものの直線で失速し12着に敗れた。

それでも最初の2戦で稼いだ12ポイントは全体の4位タイ。M・ホルムベリと並んで女性騎手ではトップの成績成績だった。藤田騎手は「もちろん勝ちたかったのですごく悔しいけど、すごく楽しかったです。いろんな招待競走に乗せていただいて、いつも緊張の方が大きかったんですけど、今回は今回はいつも以上にリラックスして乗れました。この経験を生かしてまた日本でももっと成績を出せるように頑張りたい」と話した。

優勝は第2、3戦を連勝したS・フォーリー騎手(30ポイント)、2位は地元のA・アルファライディ(25ポイント)、3位はM・スミス(19ポイント)。

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