<東海S>◇中京=24日◇G2◇ダート1800メートル◇4歳上◇出走15頭

オーヴェルニュ(牡5、西村)が重賞初挑戦初制覇を果たした。好位の外で運んで、直線で力強く抜け出した。

リステッド競走から3連勝で、フェブラリーS(G1、ダート1600メートル、2月21日=東京)の優先出走権を獲得。ダート界に遅咲きの新星が現れた。鞍上の川田将雅騎手(35)は、デビュー3年目の06年から16年連続JRA重賞制覇を達成した。

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泥まみれのダートで、遅咲きの新星が輝きを放った。降り続く雨にも負けず、直線で抜け出したのは、明け5歳馬のオーヴェルニュだ。川田騎手に導かれ、重賞初挑戦でタイトルを射止めた。

「ずっと流れも速かったですが、手応え良く追走できました。我慢するより進んでいく競馬をした方が楽なタイプ。先のことより、勝ちにいく競馬をしたらああいう形になりました」

鞍上も納得の内容だった。1番人気インティが飛ばす中、好位の外に位置を取った。コンビを組むのは1年ぶり4度目。担当の梅内助手は「将雅(川田騎手)が前で辛抱するレースを教えてくれたんです」と振り返る。「もともと能力の高い馬でしたが、コントロールの難しい面がありました。クラスが上がった方がペース的にレースがしやすくなると思っていました」と川田騎手。検量室前で下馬すると、一瞬笑顔で梅内助手と握手をかわした。

これでリステッドから3連勝と勢いに乗ってきた。半兄ヴォージュもオープン勝ちが5歳時で、西村師は「晩成なんですよ。やっと成熟したかなという感じ」と目を細める。かつてのダート王スマートファルコン産駒初のJRA重賞制覇も果たし、今後はフェブラリーSも視野に入る。「スピードを生かした競馬ができるのが、この馬のいいところだと思う」と師。堂々の重賞ホルダーとして、G1の舞台に立つ態勢が整ってきた。【木村有三】

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