先週骨折から復帰したばかりで、いきなり今年初勝利を挙げた現役最年長54歳の柴田善臣騎手に今週も注目だ! AJCC(G2、芝2200メートル=中山)ではG2で好走が続くサンアップルトン(牡5、中野)に騎乗。連覇を狙った先週の愛知杯デンコウアンジュは6着だったが、今週もJRA最年長重賞勝利記録更新のビッグチャンスが待っている。

1勝しただけでは、まだまだ不満だ。柴田善騎手は復帰週の騎乗を「自分が下手。悔いが残る部分が多いね。あそこで動けたんじゃないか、とか」と振り返った。口をつくのは反省の弁ばかり。先週は5鞍に騎乗。その5鞍目の17日中山10Rをリュウノユキナで勝ったが、そのほかは6、16、5、6着。勝負師だけに負けた方に思いが向いている。それでも「先週乗ってレースの感覚をつかめてきた。今週はもっとしっかり乗ります」と力を込めた。

注目はAJCCのサンアップルトンだ。前走アルゼンチン共和国杯では3着に食い込んだ。先週に続いてまたがった20日の追い切りでは坂路で併せ馬。4ハロン51秒5-12秒3の好時計をマークし、僚馬に1馬身先着した。「内を回ったので時計は速くなったけれど、それだけ走れる状態。馬の状態はいい。調教でもすごく頑張って走っているし、雰囲気もいいよ。以前はバランスを崩すところがあったが、今はしっかりと走っている」と状態に太鼓判を押した。

同馬にはこれで8戦連続で騎乗。最初の騎乗は19年10月の1勝クラスだったが、わずか4戦でオープンに引き上げ、その後は日経賞4着、オールカマー6着、前走3着とG2で好走に導いてる。充実期の相棒について「今年成長できる馬」と力強く答えた後、「騎手は衰える一方だけど」と付け加えた。言葉とは裏腹に54歳の騎手はまだまだ健在だ。【三上広隆】

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