<日経新春杯:追い切り>

日曜中京メインの日経新春杯(G2、芝2200メートル、17日)に向けて14日、東西トレセンで最終追い切りが行われた。19年のクラシックをわかせた実力馬ヴェロックス(牡5、中内田)はCウッドで3頭併せ。軽快な動きを披露した。長期休養明けからのたたき2走目で、待望の重賞タイトルを狙う。

大きく先行した僚馬2頭を見ながら、ヴェロックスは加速した。Cウッド6ハロン82秒1-12秒1の好時計で中ハースファイア(3歳新馬)に3馬身、外ヒノシタカイザン(3歳未勝利)に首差先着。終始抜群の手応えで、しまいの反応も上々だった。「前走後も在厩調整で順調に乗り込めているし、今回はもうひとつ動ける状態へと上がってくるとみている」と片山助手。たたき2走目で大きな上積みがありそうだ。

昨年の小倉大賞典9着後に長期休養。前走の中日新聞杯は9カ月ぶりだった。「しっかりと調整できていたとはいえ、長期休養明けの分がどうかと不安があった」と半信半疑だったが、好位からしぶとく脚を使って0秒2差の3着と地力を見せた。「うまく流れに乗って、内容のある競馬ができた点には収穫があった」。勝ちきれなかったが、次につながる競馬だった。

その前走から中4週。6日の1週前追いでもCウッドでしまい11秒9と抜群の伸びを見せた。「動き、雰囲気は良かったし、伸びはいつものヴェロックス」と中内田師も高評価。「能力があるのでハンデの57キロは想定内。この春は大きい舞台に立てるようにと考えているので、いいステップを踏みたい」。ここで待望の重賞初勝利を飾り、春はさらなる大舞台へ。素質馬が負けられない一戦を迎える。【藤本真育】

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