ジャパンC(G1、芝2400メートル)がラストランとなり、今後は繁殖入りするアーモンドアイ(牝5)の初交配の相手がエピファネイア(牡10)になる見込みであることが29日、分かった。同馬を生産したノーザンファームの吉田勝己代表が明かした。

アーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母父サンデーサイレンスという配合。父の父はキングカメハメハという血統背景を持つ。多くの有力種牡馬が所属する社台スタリオンステーションでけい養されている馬の中から、極度の近親交配を避けるために候補の選定がされていた。

吉田代表は「エピファネイアかモーリスか、海外の種牡馬もありと言えばありですけどね。どの馬もそうだけど、種付けをする馬は発情がきた当日に決めます。でも、現実的にはエピファになってくるんじゃないかな」と話した。

種付けの最有力候補に挙げられるエピファネイアは13年菊花賞、14年ジャパンCのG1・2勝で、皐月賞やダービーでも2着に入った実績を持つ。現3歳世代が初年度産駒となっており、無敗で牝馬3冠を達成したデアリングタクト(牝3、杉山晴)を輩出した。29日現在、現2歳馬も種牡馬リーディング5位に入る20勝を挙げ、来年度の種付け料は20年500万円から2倍の1000万円に設定されるなど、日本競馬界に新風を吹き込んでいる。

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