<東スポ杯2歳S>◇23日=東京◇G3◇芝1800メートル◇2歳◇出走10頭

単勝1・7倍の1番人気ダノンザキッド(牡、安田隆)がデビューから2連勝でJRA重賞初制覇を飾った。

プラス24キロと馬体を成長させて挑み、好位から直線で鋭く抜け出した。勝ちタイムは1分47秒5。昨年はコントレイル(牡3、矢作)が勝った出世レースを制し、次走はホープフルS(G1、芝2000メートル、12月26日=中山)を目標にする。

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ダノンザキッドが力強く抜け出した。直線残り200メートルを過ぎ。先に抜け出したタイトルホルダーをかわして先頭に立つ。抜き去ってからも食い下がられたが、先頭を譲ることはなかった。1馬身4分の1差。「攻め馬で感じた以上にいい背中と感じました。それがこういう走りにつながったのかなと思います」。川田騎手がレース後そう褒めたたえた。

前走から馬体重はプラス24キロの520キロ。6月のデビュー戦から5カ月以上の間隔が空いていた。伸び盛りの2歳馬、成長を促す放牧でもあったが、それでもいきなりの24キロ増は冒険でもあった。

安田隆師は「初戦があまりに幼かった。それですごく成長させたいと思っていた」と打ち明ける。2週間前に体重を量ると518キロ。まだ足りないと感じたが、幸いカイ食いが良かった。長距離輸送でも減らなかった。「プラス24キロで凡走したらどうしようかと思ったけれど、いい競馬をしてくれて良かった」とホッとした様子を見せた。

今年、無敗で3冠馬となったコントレイルが昨年勝った出世レースを制した。それだけではない。10年以降、勝ち馬6頭がその後G1馬となった。次の目標はホープフルSで、コントレイルと同じローテを歩む予定だ。「まだ課題ばかりですし、伸びていくと思います。コントレイルのようになることを期待したいです」。川田騎手が最後にこう締めくくっていた。【三上広隆】

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