<JBCスプリント>◇3日=大井◇統一G1◇ダート1200メートル◇3歳上◇出走16頭◇1着賞金6000万円

大井の生え抜きが3年ぶりの地元開催で初の統一G1制覇を成し遂げた。

直線で抜け出したのは8番人気サブノジュニア。大井でデビューした6歳馬が大仕事をやってのけた。

連覇を狙った3番人気ブルドッグボスが出遅れ、スタートから波乱の予感。内枠に行きたい馬が集まり、先行争いが注目されたが、意外に早くモズスーパーフレアがハナを取り切った。外枠があだとなった前走の東京盃とは違う絶好のポジション。中団で流れに乗ると、直線ではじけるように馬群を割って出た。

これがG1初制覇の矢野貴騎手は「本当に信じられない。まさかあそこまで突き抜けるとは思わなかった」と目を丸くして話す。だが「出走しているからには狙っていた。地元大井で勝てたことがうれしい。もともと力のある馬。充実期を迎えて、精神的な強さが目立っている」とパートナーをたたえた。

堀千師もG1初制覇。「今年は早くからJBCを目標にとオーナーと話していた。本当に感無量です。ずっと調子がいい状態。なんとかなるかなと期待はしてました」と笑顔で話した。今後は「これからゆっくりオーナーと相談して考えていきます。こういうビッグレースを勝てたので」。遅咲きのジュニアが大舞台で開花した。【牛山基康】

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