競馬学校37期生による第2回模擬レースが8日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。
女性候補生の古川奈穂さん(20)の騎乗には、師匠の矢作師、兄弟子の坂井騎手も現地で熱視線を送った。矢作師は「随分上達している。乗馬未経験で(競馬学校に)入った子で他の経験者に比べると大変だったと思う。1Rの4角のさばきとかはまだ甘かったけど。でも、安心した。ジョッキーになるだけではなく、一流のジョッキーになってほしい。こちらも菜七子を超えられるジョッキーにしたい。大事に育ててあげたい」と朗らかに言った。
坂井騎手も“妹弟子”にエールを送った。「1回目の模擬レースと比べてきれいに乗れていましたね。回りを見ながら乗れていましたし、全体的に良かったと思います。デビューしたら一緒にレースに乗るので、それも楽しみです」と話した。
この日、古川さんは1R(ダート1000メートル)4着、2R(ダート1700メートル)9着と勝利には至らなかったが、2鞍とも発馬五分からの競馬。上々の立ち回りを披露した。古川さんは「どちらのレースもゲートを出たなりのレースができたと思います。次はまだ経験していない展開のレースをしたいです」と次戦以降での初勝利を狙う。