朝寝は早寝、食事はヘルシー!? 日曜中京メインの菊花賞トライアル・神戸新聞杯(G2、芝2200メートル、27日、3着まで優先出走権)で2冠馬コントレイル(牡、矢作)が秋初戦を迎える。無敗の3冠に挑む注目馬の実態に迫るべく2年目記者マイク(藤本真育)が潜入密着。レースや調教ではなく“プライベート”から強さの秘密を探った。

中京でローズSが行われる20日(日)早朝。コントレイルは午前4時過ぎに坂路で追い切った。7時ごろに厩舎へ行くと、すでに眠りについていた。担当の金羅助手は「カイバを食べてから寝ましたね。他の馬と比べて寝るのは早いかもしれません」と教えてくれた。追い切りで使った体をいち早く休ませていた。

起きている時でも、馬房では比較的おだやかに映る。「基本、落ち着いています。長距離輸送ばかりでしたけど、問題ありませんでしたからね。しかし、休み明けなんかはやんちゃでうるさい。ただ、無駄なことはしないんですよ」。“省エネ”で過ごす時間が長いようだ。

460キロと馬体は決して大きくない。「カイバをたくさん食べるタイプではないですね」。人間のアスリートと同様に馬もカイバにサプリメントなどを混ぜるケースがあるが、コントレイルの“お好み”ではないよう。「あまり(サプリなどを)食べないので、(カイバの)内容はシンプルに。すったにんじんは好んで食べてくれています」。素材の味を楽しむヘルシー派グルメといったところか。

朝の就寝が早いのは、独自の“生活スタイル”も影響しているのかもしれない。陣営では「とにかく無事に」と念を入れ、脚もとを考慮して調教メニューは坂路中心。しかも、馬が多い時間帯を避けているという。いい意味でのマイペース調整が身に染みつき、調教ではデビュー前から“怪物級”の走りをしていた。

「追い切りで速いところをやると、普通の馬は体が起きますが、前の厩舎(佐藤正厩舎)でG1を勝たせてもらったサウンドスカイは沈み込むようなフォームでした。コントレイルもデビュー前の最終追い切りでその感じがしたんです」

おとなしめのプライベートから、スイッチが入ったような切り替わり。秋初戦でも、めりはりの利いた動きを発揮しそうだ。【藤本真育】

<ある日の朝の「タイムライン」(競馬開催日の20日=トレセン開門午前4時)>

◆3時ごろ 起床

◆4時前 厩舎周りで準備運動を始める。

◆4時過ぎ 坂路を駆け上がる(馬の多い時間帯を避けて)。その足で厩舎周りで上がり運動。

◆5時ごろ 厩舎に戻り、洗い場でシャワー。体をきれいにしてもらう。

◆6時ごろ 馬房に戻って食事。

◆7時前 体を休めるために眠りにつく。他の馬より就寝は早い。

◆午後 馬房でのんびり過ごす。

<この日のコントレイル>

神戸新聞杯に備えて馬場入り。角馬場でほぐした後、坂路へ入り4ハロン64秒8-15秒0で軽く駆け上がった。金羅助手は「落ち着いてます。体も太くない。動ける状態」と仕上がりの良さに笑みを浮かべた。ひと夏越して「トモが良くなりました。ばねが利いて、いい走り」と成長ぶりにも目を細めた。

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