<阪神ジャンプS>◇19日=中京◇J・G3◇芝3300メートル◇3歳上◇出走13頭

単勝4番人気のタガノエスプレッソ(牡8、五十嵐)が従来のレコードを1秒更新する3分33秒3で快勝した。2歳だった14年にデイリー杯2歳Sを制して以来の重賞制覇。JRA最長間隔記録となる5年10カ月3日ぶりで平地&障害双方重賞制覇を果たした。

ハイペースの2番手を追走し、2周目の3角で早くも先頭へ。五十嵐師は「ちょっと早いかなと思った」と言うがその後もスピードは落ちず、2着ケイブルグラムに8馬身差をつけた。「速いのは分かっていたけど後ろに熊沢さん(ブレイクスピアー=3着)の気配を感じていたので馬を信じて行った。強い勝ち方だった」と平沢騎手はパートナーをたたえた。

狙い済ましての勝利だ。「前走後はここを目標にしてきた。暑さに弱い馬なのでミストとかガンガンかけてケアしてきた。勝てて良かった」と五十嵐師は会心の笑顔だった。次走は未定。

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