武豊騎手(51)が欧州NO・1の名門A・オブライエン厩舎のジャパン(牡4)で凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月4日=仏パリロンシャン)に挑戦することが決まった。共同所有するキーファーズ(代表は松島正昭氏)が17日、公式サイトで発表した。

9度目の凱旋門賞挑戦となる武豊騎手は「凱旋門賞の騎乗オファーを正式に頂きました。(世界最大級の競走馬産業組織)クールモアグループの馬で凱旋門賞に参戦するのは初めてです。近況の成績からジャパンは伏兵でしょうが、しっかり準備していきます」とコメントした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現状では帰国時に2週間の隔離期間が求められ、その間は日本で騎乗できなくなる。それでも悲願への挑戦を選んだ形だ。

ジャパンは英仏でG1・2勝を挙げており、昨年の凱旋門賞でも4着に好走した。今年2月にはキーファーズが、クールモアとの共同所有契約を締結したことを発表。前走の愛チャンピオンSでは5着だった。

A・オブライエン厩舎は凱旋門賞で2勝を挙げ、16年には史上初の1~3着独占を果たしている。昨年の凱旋門賞でも管理馬ブルームに騎乗するプランがあったが、レースを回避して幻に終わっていた。

キーファーズの松島正昭代表は「A・オブライエン師から直接『凱旋門賞に使います』と連絡がありました。エイダンは馬の状態が良くなければ契約に関係なくレースに使わない調教師だと聞いているので立て直してくれることに期待しています」とコメントした。

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