無敗で牝馬2冠を制したデアリングタクト(牝3、杉山晴)が2日、放牧先の宇治田原優駿ステーブルから栗東へ戻った。馬運車から降りると元気な姿で馬房へ。
3冠のかかる秋華賞(G1、芝2000メートル、10月18日=京都)に直行する。杉山晴師は「ひと回り、さらに成長した感じ。いい意味でふっくらしている。あと1カ月半、じっくりやっていく」と話した。
無敗で桜花賞、オークスを制したのは63年ぶり2頭目の快挙。史上初の無敗の牝馬3冠に挑む。師は「そういう形になる。勝てるように1日1日やっていきます」と引き締めていた。