来年2月の定年まで約半年を残しながら、20日をもって勇退する美浦の高橋義博師(69)が、今週末にラストレースを迎える。「私みたいなのがよくやって来られました。ジョッキーでも2世でもなく、知っている馬主もいない中でよくやって来られた」と約22年の調教師生活を振り返った。

長髪を後ろで束ねる髪形がトレードマーク。「ちょんまげ先生」の異名を持ち、関係者から親しまれた。10年中山大障害をバシケーンで勝った後には、初G1勝利を記念して断髪式を行った。「最初は障害が下手くそな馬でした。それがあんなになるとはね。G1を勝ったら髪を切ると言って、まさか勝つとは」と懐かしんだ。

今週は3頭をレースへ送り出す。日曜新潟5Rキボウノヒビキは、母クリノメダリスト、母母リンダトリアーノも自身が管理していたゆかりの血統。「攻めきれずにいるのがどうかですが、小柄な分仕上がりが早いタイプかもしれないね」と話した。

勇退後は、趣味のキックボクシングや陸上のマスターズ大会へ出場するつもりだ。69歳でもまだまだ若々しい高橋博師。競馬の世界からは離れるが、挑戦は続いていく。【三嶋毬里衣】

◆高橋義博(たかはし・よしひろ)1951年(昭26)2月7日、栃木県生まれ。79年から美浦・大久保勝之厩舎で助手を務める。笹倉武久厩舎の助手を経て、98年に調教師免許を取得。翌年3月に開業し、先週までにJRA通算3948戦132勝。平地の重賞勝ちは12年弥生賞のコスモオオゾラ。

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