<エルムS>◇9日=札幌◇G3◇ダート1700メートル◇3歳上◇出走14頭

1番人気タイムフライヤー(牡5、松田)が直線で抜け出し、JRA重賞2勝目を挙げた。

13番枠からのスタートだったが、クリストフ・ルメール騎手(41=フリー)の好騎乗で2着ウェスタールンドに2馬身差をつけた。17年ホープフルS覇者が、ダート重賞タイトルも手にした。今後は武蔵野S(G3、ダート1600、11月14日=東京)をからダートG1を目指す。

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タイムフライヤーが力強く抜け出した。直線残り200メートル。4角で先頭集団を捉え、外から脚の違いを見せつける。2着に2馬身差をつけて悠々とゴールを駆け抜けた。ルメール騎手が胸を張って言った。「この馬がとても好き。いい関係性を築いてる。重賞を勝てると思っていた」。

レース前から勝利を確信していた。しかも前走マリーンSを勝った直後からだ。「すごくいい競馬をした。だから(エルムSを)勝つ自信をあったね」と振り返る。最終追い切りにも騎乗。調教自体は軽かったが、動きが前走と遜色ない。この日の返し馬も感触が良かった。ゲートが開く前に確信が揺らぐことはなかった。

松田師も鞍上の騎乗ぶりをたたえた。「13番枠で外だったので難しいと思ったけれど、本当にうまく乗ってくれた」。ちょうど1年前の8月9日、松田師が管理してダービーを勝ったキングカメハメハが死んだ。命日に、管理馬タイムフライヤーが17年ホープフルS以来の重賞勝ちを決めた。秋は武蔵野SからG1の舞台を視野に入れる。同師が管理して芝、ダートG1を手にしたクロフネに、タイムフライヤーが重なって見える。【三上広隆】

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