9日札幌メインのエルムS(G3、ダート1700メートル)で、JRA重賞では初の父子3人騎乗が実現する。父・横山典弘騎手(52)がワンダーリーデル(牡7、安田翔)、兄の和生騎手(27)がハイランドピーク(牡6、土田)に、弟・武史騎手(21=鈴木伸)がヒラボクラターシュ(牡5、大久保)に騎乗。これまで平場や特別での3人騎乗はあったが、重賞の舞台では初。馬はもちろんだが3騎手の対決も注目だ。

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兄の和生も父子3人騎乗には「平場でも特別でも3人で騎乗することが多くなってきたし、競馬が始まったらライバルなので気にしてない」と語った。特別レースでは6度3人での騎乗があるが、最先着は父3回、兄2回、弟1回。ただその中で勝利したのは今年1月の黒竹賞の和生だけ。「3人で初めての重賞だし上位を独占して、自分が一番上に立っていれば」と言う。騎乗するのは2年前に今レースを制したハイランドピーク。「北海道のダート1700メートルは合うし、馬も自信を持っている。こちらも自信を持って騎乗したい」と語った。

弟・武史は父のことを「一流の騎手。一流の人が家族の中にいる環境というのは、自分の中では大きい」と語っている。尊敬する父、そして兄との重賞に、ヒラボクラターシュで挑む。

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